アトピーには漢方

アトピーには漢方

アトピーには漢方が効果的
症状を抑えつつ体質も改善
経験の豊富な病院にかかりましょう

アトピーと漢方

アトピーには漢方が有効であると言われています。

アトピー性皮膚炎とは、アレルギー体質の強い人が、アレルゲンに反応した結果、皮膚に炎症を生じ痒みとなり、掻き壊した結果さらに炎症が酷くなった状態です。このアレルギーの起こる理由は生活・生活環境にあるといわれています（ストレスや疲労、食事など）。

一方漢方とは、植物や動物（の組織）、鉱物等の自然素材の生薬からできた薬で、何千年という経験医学に基づいて処方されます。

その原理は、人間の体は気や血が調和をもって滑らかに流れていれば健康ですが、これが乱れた時に病気になると考え、その乱れを元に戻そうとするもので、アトピーは正常な体内環境が乱れた状態ともいえるので、漢方の考え方はアトピーの治療には合っていると言え、現在アトピーには漢方は効果的な治療だとされています。

ただ、漢方の場合は、独特の診断法があり、その診断法をマスターした人（医師・薬剤師）の処方が必要です。ですから、素人判断でアトピーを漢方で治そうとするのは注意すべきです。副作用の危険もあるとされています。

アトピーへの漢方の効き方

アトピーは体質的な原因によるものであるため、慢性的な経過をたどります。
それに応じて漢方は、偏った体の状態を元へ戻そうと働くので、じわじわと良くなっていく感じとなり、一定の時間がかかります。

ですから、アトピーを漢方で治す場合でも、スキンケアに使う石鹸や保湿液など、漢方の作用の妨げにならないものは、適宜有効に使用するほうが良いでしょう。

漢方薬の費用

皮膚科医開発の化粧水

アトピーを漢方でといっても、漢方薬というと漠然としたイメージがあり、費用もすごくかかるのではないかと思われますが、現在ではいわゆる漢方エキス剤でも生薬でもほとんどが健康保険の適用になり、通常の自己負担分で大丈夫です。むしろ漢方の場合は、一つの病気に一つの処方で済む場合もあるので、経済的だとさえ言われています。

ただ、病院によっては、保険の適用外の処方をする場合もあるので、事前に確認することをお勧めします。

アトピーは漢方外来で

アトピーを漢方で治したいという時、まずは病院へ行く場合が多いと思いますが、どこでもいいという訳ではありません。

漢方には独特の診断法があるので、それをマスターしている医師・薬剤師のいる病院へいくことが大切です。そのためには、「漢方外来」のある病院にかかることが安心です。

漢方外来のある病院は、
・慶応大学病院/漢方クリニック（東京）
・埼玉医大病院/東洋医学診療科（埼玉）
・群馬大学付属病院/和漢診療（群馬）
・鹿島労災病院/和漢診療センター（栃木）
・亀田総合病院/東洋医学診療科（千葉）
・関西針灸大学付属病院（大阪）
・財団法人高雄病院（京都）

などがあります。

皆様のアトピーが漢方で良くなられますように。
以上、皆様のお役に立てれば幸いです。

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